

【12月5日オンエア分番組ダイジェスト】 コムシード株式会社(名証セントレックス3739) ![]() ![]() ゲスト:コムシード株式会社(名証セントレックス3739) 坂入 万弘社長
司会進行:渡辺タカコ | ![]() |

ニッチマーケットを深く掘り下げていく企業 |

御社の事業についてご説明いただけますか?
コムシードは、4つの携帯電話の公式サイトを運営しています。パチンコ・パチスロのファンに向けて色々なコンテンツを配信させて頂いています。
具体的にサイトについて伺えますか?
メーカー独自のサイトとして北電子(「キタックジャグラーワールド」)やオリンピア(「パーラーオリンピア」)の2つのサイトを運営しています。
また、総合的なパチンコ・パチスロ情報やコンテンツが揃っている「パチンコ倶楽部」と着メロ・着うたの「パチメロEX・パチメロ大集合」も運営しています。この4つのサイトの有料会員は、約33万人おります。
会員は、どのようなニーズがありますか?
一番人気が高いのは、実際にホールで動いているパチンコ台やパチスロ台を携帯上のアプリで遊べるゲームです。その他にも着うた・着メロや待受画面もありますし、最近は特に情報の人気が高いです。情報とは、パチンコ・パチスロ専門雑誌に書かれているような広く知られていないような深い情報を皆さんが欲しているようです。
御社の社名には、どういう思いが込められているのでしょうか?
コムシードは、造語でコミュニケーションの「コム」と種の「シード」を合わせて、「コミュニケーションの種を世の中にまいていきましょう」と思いをこめて命名しました。
どんな種をまいていきたいとお考えですか?
現在先ほども説明したようにパチンコ・パチスロというコアな人達を対象にサービスを提供していますが、今後も我々は限定的なディープな形でサービスを行っていきたいと思っています。
御社を取り巻く市場環境についてはどのように分析されていますか?
モバイルは、皆さんがお使いのように携帯電話がどんどん高機能化していったり、大容量で通信が出来たり、大容量のデータを保存出来たりしています。我々としても昔は出来なかったサービスが技術的な進化によってそれが可能になってくることがあります。ただし、日々新しい機種が出て来ますので、それに対応していくのもなかなか大変です。その中で出来ることに優先順位を付けて提供していきたいと考えています。
パチンコ・パチスロ業界は、最近多くの紙面で報じられているようにここ2、3年分母的には少し減少しています。ただ、マーケット的にはまだ多くの方が遊んでいらっしゃいますし、私の感覚では実際にパチンコ・パチスロを実際に遊ばれて、携帯サイトやインターネットも使われる方は、おそらく400万人いらっしゃると思いますので、我々はその方々に向けてどれぐらい良い物を提供できるかということを考えています。
御社の特長・強みは何だとお考えですか?
我々は、総合的なポータルサイトではなく、特定のディープな層に向けて何を欲しがり、何を提供していけば良いかを調査し、コミュニケーションの場やアプリみたいなプログラム、もしくはツールなのかを特定し、我々が提供できるものを提供していこうと考えています。
坂入社長は、2008年8月に社長に就任され、組織変更も若干あったそうですね。
実際には、インターネットで開示させて頂いておりますとおり、昨年我々は、私が担当しておりましたモバイル事業とオンラインゲーム事業の2つの事業を展開していました。残念ながらオンラインゲームは、1年間チャレンジしてみましたが2008年3月に閉じて、強みのあるモバイル事業に特化してさらに深めていこうと進んでいます。
現在は、どのような状況ですか?
オンラインゲームは、海外展開も視野に入れて組織を組んでいましたので、そちらの人材を4月以降整理して現在もスリム化を行っています。
11月5日に発表された平成21年3月期 第2四半期決算は、売上高5億7,600万円(前年同期比12.9%減)、営業利益△500万円、経常利益△1,800万円、純利益9,600万円となりました。売上は少し減りましたが、利益は大幅に改善してきたようですね。
平成21年3月期 第2四半期決算短信
昨年の数字の場合は、先ほどもご説明したようにオンラインゲームとモバイルの2本柱で展開していたこともあり、またオンラインゲーム事業は先行投資がかかる事業でしたので、一概には比べることはできないと思います。まさにコムシードにとって赤字が嵩んでいた部分を消していっている状況です。
通期の見通しは、売上高13億円(同1%増)、営業利益2,500万円、経常利益1,200万円、当期純利益1億4,600万円を見込んでいらっしゃいます。通期の見通しについてはいかがでしょうか?
公式サイトビジネスは、比較的変動の少ないビジネスですので、この数字はほぼ達成できるのではないかと見込んでいます。まだ企業の贅肉を取っていますので、黒字体質への転換が進んで行けるのではないかと考えています。
財務状況についてはいかがでしょうか?
財務状況につきましては、借入金がなく、全て自己資金で回しています。キャッシュフローベースでも上期末で3億円の現預金がありますので、それで十分回して行けると考えています。我々としては、キャッシュフローをどれだけ増やせるかということに今後もチャレンジしていきたいと考えています。

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この特集について

渡辺タカコさんプロフィール

大学卒業後、国際線客室乗務員として、全日空入社。退職後、NHK青森放送局契約キャスターを経てフリーに。
BSジャパン、日経CNBC、テレビ東京、ラジオNIKKEIなどの経済・株式分野を中心に番組出演・執筆活動。ファイナンシャルプランナー。
趣味は写真とアクセサリー製作。
休日は一眼レフやピンホールカメラを手に写真生活を満喫中。
このページに登場する社長の写真も、毎回渡辺さんによる撮影。
◇渡辺さんが監修した本が出版されました。
渡辺タカコ/監修 NHK出版/編
日本放送出版協会
価格:1,050円
生活仕事はまじめに頑張っている
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